たとえば、10 万円の仕事をした場合、実際に振り込まれるのは、9 万円です。翻訳会社によっては、振込手数料も翻訳者が負担することになっていますので、さらに 420円が引かれます。(振込手数料は、振込金額と銀行によって異なります。)
ちなみに、翻訳料が 100 万円を超える場合、100 万円を超える部分には 20%の源泉所得税がかかります。
たとえば、120 万円の仕事をした場合、実際に振り込まれるのは 106 万円になり、そこからさらに振込手数料が引かれます。
(100 万円 x 90%)+(20 万円 x 80%)
=90 万円 + 16 万円
=106 万円
確定申告をすると、このようにして差し引かれた源泉所得税と振込手数料の一部を取り戻すことができます。
★ 私は青色申告
確定申告には、白色申告と青色申告がありますが、私は青色申告です。65万円の青色申告特別控除が適用されるからです。
来年から青色申告にしようと思う方は、3 月 15 日までに「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。
また、青色申告にするには、複式簿記による記帳が必要ですが、会計ソフトを使えば、OK。私は「やよいの青色申告」を使っています。
★ e-TAX
e-TAX、すなわち電子申告はとても便利。税務署に行く必要も、郵送の必要もありません。自宅のパソコンから確定申告ができます。
数年前までは、支払調書、領収書などの添付書類を郵送する必要がありましたが、今は、それもなし。すべてがパソコン上で済んでしまいます。
ただし、最初の準備がちょっと面倒です。
★ 住基カード
まず、住民基本台帳カード、いわゆる 住基カード を作らなければなりません。
住基カードを取得するには、市役所に申請書を提出して。写真付きと写真なしの 2 種類がありますが、私は写真付き。私は運転免許を持っていないので、写真付き住基カードなら身分証明書代わりになるからです。
申請に必要なのは、運転免許証やパスポート、保険証などの身分証明書と証明写真、印鑑。
市役所によっては、証明写真もその場で撮影できる場合があるので、事前に市役所に電話して確認しておくとベター。
4 桁の暗証番号を設定する必要があるので、考えておきましょう。
住基カードの交付手数料は 500円です(市区町村によって違うかも)。有効期限は 10年間。
市役所によって、即日交付が可能な場合と、そうでない場合があるようです。この辺も事前に市役所に電話して確認するとよいでしょう。
★ 電子証明書
住基カードの申請と同時に、電子証明書も申請します。こちらもパスワードを設定する必要があるので、考えておきましょう。
「電子証明書の写し」という書類を渡してくれます。これは有効期限が 3 年間なので、3 年ごとに市役所に行って再交付してもらう必要があります。
電子証明書の発行手数料は 500 円。
★ ICカードリーダライタ
住基カードを読み取るためのハードウェア。私の場合、住基カードの交付の際に、使用できるICカードリーダライタの一覧表を渡してくれましたので、その中から選んでネットで買いました。
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★ e-Tax 開始届出書の提出と、ルート証明書のダウンロードとインストール
これらは、e-Tax ホームページの「e-Taxの開始(変更等)届出書について」というページから行うことができます。
開始届出書を提出すると、16桁の「利用者識別番号」と13桁の暗証番号が発行されます。これは、e-Taxにログインするときに使用するIDです。
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